巨人スモークは低めの変化球に弱い…デビュー1カ月でバレる
27日の楽天戦、巨人が今季最少タイの3安打で3度目の完封負けを喫した。3試合目で交流戦初黒星。2016年の5連勝以来となる開幕3連勝を逃した。交流戦初登板となった先発・滝中の前に六回まで8三振。その後も酒居、宋、松井の継投の前に無安打に抑えられた。
今季初登板初先発の巨人・横川は5回2失点と粘ったものの、打線が援護できず、プロ初黒星。
原監督は「滝中の投球?(巨人打線は)三振も多かったし、いいところに投げられて、戸惑っていた」と白旗を揚げるしかなかった。
■打率.319も2戦連続無安打
坂本、梶谷を故障で欠く打線の中で、頼りは25日の初戦で岸から本塁打を放つなど3安打をマークしたスイッチヒッターの5番、ジャスティン・スモーク(34)だったが、某スコアラーは「4月27日のデビュー戦からちょうど1カ月。これまでは手探りでしたが、打席数が多い左打席のデータが揃ってきました」とこう続けた。
「低めの変化球に弱い傾向が出ています。初戦の3安打の中には低めをはじき返したものもありましたが、2戦目に楽天・森原に胸元へ149キロの直球を投げられてから、大げさにのけぞっていた。そこから明らかに低めの変化球にタイミングが狂い始めた。胸元の速球を見せて低めに落とす。これはセットです。他の助っ人は振るようなボール球になるフォークボールの見極めはできる。スモークの場合、だから低めでもストライクゾーンに投げる必要があります」
ここまで打率は.319。2戦連続無安打となった新助っ人の勢いが止まったら、巨人打線は大変なことになる。