進化する大谷 英語でのコミュニケーション力は格段に向上
エンゼルス・大谷翔平(26)がグラウンド内外で進化を見せている。投打の二刀流に加え、外野守備や積極果敢な走塁を披露するなど、走攻守三拍子揃ったパフォーマンスを発揮しているのだ。日本時間26日のレンジャーズ戦は「2番・DH」で2試合ぶりにスタメンに名を連ね、3打席目に弾丸ライナーの15号ホームランを放った。
大谷はここまで6試合に登板し、1勝0敗、防御率2.37、45奪三振。打者では45試合で171打数46安打の打率.269、ア・リーグ2位タイの15本塁打、同6位タイの38打点。長打だけでなく、機動力を生かした内野安打に、相手の隙を突いたバントヒットも繰り出している。野手に故障者が続出していることもあり、欠場はわずか1試合と、ほぼフル稼働。登板日前後に出場をパスしていたこれまでとは雲泥の差だ。
■外国人記者の質問も理解
パフォーマンス同様、英語でのコミュニケーションも格段に向上。打席に入る際に球審や相手捕手への挨拶を欠かさないだけでなく、何事か笑顔で言葉を交わしている。出塁時には三塁ベースコーチのサインを確認しながら、自ら一塁手に話しかけるなど、グラウンド上ではチーム内外問わず、積極的にコミュニケーションを欠かさない。ストライク、ボールの判定に納得がいかない時には、マウンド上から身ぶり手ぶりを交えて球審にコースや高さを確認したこともあった。