巨人原監督は楽天が大好き トレード獲得選手が勝ち星貢献
巨人と楽天は間違いなく「友好球団」だ。
昨年6、7月には立て続けに交換トレードを成立させ、巨人はゼラス・ウィーラー(34)、高梨雄平(28)を獲得。今や中軸打者、勝ちパターンのリリーフ投手として、原辰徳監督(62)が頼りにする主力選手となっている。
ウィーラーの交換要員は池田だった。この時のウィーラーの年俸は2億円で池田は1450万円。巨人が財力にモノをいわせる格差トレードだった。高梨の相手は高田萌。巨人時代に「将来のエース候補」といわれた高田萌は22歳とまだ若く、今後、化ける可能性はあるものの、現時点では明らかに巨人が得をしている。さるチーム関係者がこう言った。
■楽天さまさま
「巨人がかつて楽天に在籍していたマギーを米国から連れ戻したら2017年に3割をマークした。昔は層が薄かったが、一軍半か二軍でもウィーラーや高梨クラスがくすぶっている。原監督は最近、楽天の選手に注目している。メジャー経験がある楽天・石井監督がGMに就任してからトレードが活発化。『飼い殺しはしたくない』という考えが一致していることも、原監督としては都合がいいのです」