「パス回してばかり」の日本が世界で通用するとは思えない
しかしながら――。ある一定レベル以上の相手との戦いになると日本は「パスをたくさんつないで最後は負けました」ということが少なくない。
A代表とU―24代表の試合を見ながら「パスが回っているだけで緩急のリズムに乏しい」「ゴールに向かっていくときの迫力が物足りない」と感じた。「個の力で局面を打開できる選手」「相手ゴール前で脅威となるFW」がいないからだ。
今の選手たちは、幼少のころから足元の技術を高める指導を受け、グループ戦術などを叩き込まれる。我々の時代とは違ってテクニカルなボール回しや高度な組織プレーを難なくこなす。
試合を見るたびに思うこと。スペシャリストを育てないといけない。
(構成・日刊ゲンダイ編集部)