大谷が31号特大弾! 松井の記録に肩並べ、球宴も史上初「二刀流」選出
エンゼルス・大谷翔平の勢いが止まらなくなってきた。
日本時間5日のオリオールズ戦に「2番・DH」で出場。2-0と2点リードの三回、相手の先発右腕エシェルマンに対し、5球目の外角低めの変化球を捉えて中堅スタンドに運ぶ31号ソロ本塁打を放った。飛距離140メートル、打球速度182キロの豪快な一発で、松井秀喜(ヤンキース)が2004年に記録した日本選手最多本塁打に並んだ。前日の試合では2度の好機で申告を含む3四球と勝負を避けられた。この日は好調なウォルシュを3番に据えたこともあり、一度も歩かされることはなく結果を残した。チームは6-5でサヨナラ勝ちした。
試合中には朗報がもたらされた。大リーグ機構(MLB)は同日午前6時半、オールスター戦(同14日、コロラド州デンバー)に出場する投手と控え野手を発表。すでにファン投票で選出されているア・リーグDH部門に続き、選手間投票により先発投手としても選ばれた。投打の二刀流での選出はメジャー史上初。マドン監督は球宴での二刀流出場について「あまり心配していない。投打で誰もできないことを彼はやっている」と話しており、ア・リーグの指揮を執るレイズのキャッシュ監督の起用法が注目される。