大谷のユニホームの下に隠された筋骨隆々のヒミツ 平然と「暇つぶしに練習してます」
大谷翔平(26)の裸を見たことがある。
2017年WBCの前年11月に行われた日本代表の強化試合。侍ジャパンの投手コーチを仰せつかった私が東京ドームのロッカールームをのぞくと、ちょうど大谷がアンダーシャツを着替えているところだった。
見て驚いた。日本ハム入団4年目の22歳だった当時のデータでは193センチ、92キロ。ユニホームを着ているとそれほど大きくは見えなかったが、その下には筋骨隆々の体が隠されていた。Tシャツ一枚で食堂にやってきたときも、その胸板の分厚さに驚嘆した。
日本ハムの関係者に、「とにかくよく練習をする。二刀流ですが、ヒマさえあればバットを振っています」とは聞いていた。一緒に食事に行った際、本人に「休みの日はなにをしてるんだ?」と尋ねたことがある。
「休日ですか? やることがないんで、練習しています」
ケロリとそう言ったものである。かといって、朝から晩までトレーニングをするわけにはいかない。テレビを見たり、本を読んだりもしますけど……と言いながら、「あとは結局、ウエートトレーニングをやったり、バッティングしたりして、暇をつぶしています」と、笑っていた。