青森山田高の同級生・福原愛とは顔を合わせただけで刺激になった
実業団のルネサスに進んでからしばらくは、シングルスで結果を残せずに悩む日々が続きました。
自分の思い通りのプレーができず、スランプに陥った時には、好きなバドミントンをやらせてもらって給料をいただいていることにプレッシャーを感じていました。
「勝てない、結果を残せない私の存在意義って何だろう」と考えるようになったのも、この頃でした。
そんな時、同じ世界を相手に戦うアスリートとして刺激を受けたのが、青森山田高で2年生まで同じクラスだった卓球の福原愛です。
愛とは、遠征や合宿などもあってお互いに教室で顔を合わせる機会はほとんどありませんでしたが、学校であまり接点がなくても、メールで連絡を取り合っていました。
卒業後も交流は続き、トップ選手の強化拠点であるナショナルトレーニングセンター(NTC=東京・北区)で、スケジュールが合う時には食事に行ったりしていました。互いの競技やプレーに関して、ほとんど話せなくても、愛が日頃から頑張っているのはわかっていたので、たまに顔を合わせるだけでも「私も頑張らなくては」と刺激を受けていました。