【バド】渡辺・東野ペア日本勢初の混合メダル獲得「ダズルスだけど遠藤さんと3人で」
歓喜と号泣、違った形で感情を爆発させた。
バドミントン混合ダブルスの渡辺勇大(24)・東野有紗(24)ペアが3位決定戦を制し、銅メダルを獲得。香港の鄧俊文・謝影雪ペアを2―0で下し、この種目に日本勢初のメダルをもたらした。
かつて日本は混合ダブルスに力を入れてこなかったものの、2018年にジェレミー・ガン・コーチが就任してからメキメキと成長。渡辺、東野ともに「コーチのおかげでコート内でのコミュニケーションが円滑になった」と口を揃える。
試合後、渡辺は笑顔を絶やさず、「昨日(男子ダブルス)は負けたけど、遠藤さんと3人で切り替えた」と話せば、東野は涙を流しながら「遠藤さんと3人で頑張ってきた。3人で取ったメダル」と声を震わせた。
遠藤さんとは、男子ダブルスで渡辺と組んだ遠藤大由(34)のこと。経験豊富なベテランで、“ダブルスチーム”の精神的支柱となっていた。まさに3人の勝利ということだ。
ちなみに女子シングルスのエース、奥原希望(26)は同日、準々決勝で敗退。リオに続くメダルを手にすることはできなかった。