【卓球】伊藤美誠が銅も変幻自在サービス通用せず…王国・中国の“美誠つぶし”完遂

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 偉業にも表情は暗かった。

 今大会の卓球女子シングルスの女王は第1シードの陳夢(27)。銀メダルも中国の孫穎莎(20)だった。準決勝で孫に負けた伊藤は3位決定戦でシンガポールのユ・モンユ(31)を破り、日本の同種目女子選手では初の五輪メダルを手にした。

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「五輪で3つの金メダルを取る」と言った伊藤は水谷隼と組んだ新種目の混合ダブルス決勝で中国ペアに逆転勝ち。日本卓球界悲願の金メダルを獲得した。勢いそのままに、シングルスでも中国選手を倒し、2つ目の金メダルを期待したファンも多かったはずだ。ところが、準決勝で孫に完敗。第2ゲームは終盤まで主導権を握りながら9―3から逆転を許し、1ゲームも取れず悔し涙を流した。中国の分厚い壁を改めて感じた敗戦だった。

 卓球コラムニストの伊藤条太氏は今回の敗因についてこう語る。

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