東京の“夜の街”に海外メディア殺到!五輪閉会式直前の週末も大騒ぎか
「Can we come in?」――。先週末の深夜、休業要請を受け入れない新宿の“ミックスバー”で歓談していると、欧米系外国人の団体が店に入り込んできた。団体は10人で、男女いずれもマッチョ揃い。既に皆、出来上がっていて上機嫌だ。親分格の男性に晴海の選手村から来たのかと尋ねると都心のホテル名を挙げ、こう言った。
「われわれはメディアだからね。日本人の敵です」
プレス証をポケットから出してウインク。男性はオーストラリア、ニュージーランド、香港在住の英国人らのグループだった。仕事を終えた解放感と自国選手が活躍した興奮から飲まずにはいられない、と新宿まで繰り出してきたそうだ。
この店に来る前は徒歩3分ほどのバーで飲んできたという。そのバーの在りかを確認してからグッバイし、バーをのぞいてみれば日本人の姿は店員だけ。客は欧米・アジア・アフリカとほとんどが外国人。店内には収まり切らず、店の前の路上で立ち飲みしている外国人は50人では下らない。
酔態をさらけ出している一人に外国メディアかと聞くと、にっこりと笑って次々と仕事仲間を紹介してくれた。雄たけびのような挨拶の応酬に疲れ、タクシーに飛び乗って家路を急ぐと、既に日付は変わっていた。