一方、男子はパリで世界や中国と戦えるのはエースの張本智和(18=同4位)のみ。リザーブには昨年の全日本卓球の決勝で張本を破って優勝した宇田幸矢(20=同38位)が入っているが、活躍はまだジュニアの世界にとどまっている。丹羽孝希(26=同16位)はパリの出場も目指すというが、このまま次世代が育たなければ、日本男子卓球に大打撃なのは明らかだ。
男子団体では本来不利とされる左利き同士の水谷と丹羽がダブルスで組む奇策が取られたが、シングルスで水谷や丹羽を脅かす後進がいなかったことによる苦肉の策というのが実情だ。
パリはたったの3年後。あまりにも時間がない。