【サッカー】日本「力負け4位」…久保や堂安は疲労困憊、FWは点取れず、先発とベンチに実力差
日本にとってメキシコは<因縁の相手>だ。
53年前の1968年メキシコ五輪。3位決定戦で日本がホスト国のメキシコを下して銅メダル。
エースFW釜本邦茂は7ゴールを決めて得点王に輝いた。
2012年ロンドン五輪準決勝で日本はメキシコに敗れ、勝ったメキシコは初の金メダルをゲット。3位決定戦に回った日本はライバルの韓国に力負け。
そして1年延期となった東京五輪。銅メダルをかけた戦いは1ー3とメキシコに攻守に圧倒され、主将の吉田麻也、攻撃の二枚看板である久保建英、堂安律がそろって口にした「完敗」に終わり、半世紀以上前のメキシコと同じ屈辱「母国開催の五輪でメダルを逃す」幕引きとなった。
久保は号泣。吉田も堂安も目は真っ赤。「試合が始まってすぐに日本不利を実感した」と前サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。
「久保と堂安がボールをロストした後、奪い返そうとする動きが緩慢だったし、球際の戦い=デュエルのドイツ王者である遠藤航が、相手の突破をやすやすと許してしまうシーンがあった。日本は久保と堂安、守備的MFの遠藤と田中碧が疲労困憊。好パフォーマンスを発揮できず、交代選手も低調なプレーに終始。先発組とベンチ組の実力差も4位の要因となった」