エンゼルス大谷の“ルース超え”を敵地ファンも後押し!全米中が偉業達成を心待ち
エンゼルス・大谷翔平(27)が日本時間21日、敵地クリーブランドでのインディアンス戦に「1番・DH」で出場。三回の第2打席で右前打を放ち、この試合は4打数1安打だった。試合はエンゼルスが1-9で敗れた。
投打の二刀流で結果を残す大谷は他球団のファンの関心も集め、打席に入る際には今や敵地のファンからも「MVP」コールが湧き起こるほど。
前節の敵地デトロイトでのタイガース戦では2012年の3冠王で通算500号本塁打に王手をかけていたカブレラ以上に相手ファンから大声援を受けた。
今季、エンゼルスは敵地であと19試合を残している。そのうち、パドレス(ナ・リーグ西地区3位)、ホワイトソックス(ア・リーグ中地区首位)ら、ポストシーズン(PS)進出がかかるチームとの対戦は11試合。これらのチームは地区優勝争いが熾烈になる9月に入れば、長打力のある大谷との勝負を避けて「安全策」を取るのは必至だ。
しかし、対戦相手のファンがそれを許さない。マドン監督が「(観客は)前例のないことを成し遂げようとする大谷を見たいんだ」と話す通り、全米の野球ファンはあのベーブ・ルースでさえも成し得なかった同一シーズンでの「本塁打王、打点王、2ケタ勝利」の偉業達成を心待ちにしているからだ。