W杯アジア最終予選初戦オマーン戦をスタンドで観て「不愉快」になった
2日夜、W杯アジア最終予選の初戦・オマーン戦をスタンドから観戦した。東京五輪も終わり、森保監督がどんなサッカーを展開して勝利をプレゼントしてくれるか、楽しみにしながら雨模様の中、吹田市のパナソニックスタジアムに向かった。
遠慮会釈もない物言いを許してもらいたい。
試合の感想を聞かれると「不愉快」という言葉が出てきてしまう。
代表選手たちは、日の丸を背負ってプレーすることの重みを分かっているのか? サッカーで飯を食うプロとしてサポーターの前ですべきことを分かっているのか?
少なくとも、サッカー選手の誰もが持っているはずの「覇気」さえも伝わってこなかった。
1トップとして90分間プレーしたFW大迫。彼はボールが入っても競り負けるし、ボールはキープできないし、味方との連係プレーもこなせなかった。普段からチームメートと意思の疎通が図れていないのでは? という疑問まで湧いてきた。
チーム全体の戦術としても、ただ「足元にパスを送る」ばかりで、プレー全体のスピードは上がらず、まるで「各駅停車」のようにチンタラするばかり。堅守速攻の戦い方が根付いているオマーンのシュートが12本。対して日本は9本にとどまった。これでは勝てない。