ロッテ佐々木朗希“虚弱イメージ”吹っ飛ばした! 自己最長8回99球2失点の圧巻投球で勝利に貢献
それだけに、首脳陣も起用には慎重を期している。今年5月にプロデビューして以降は中10日以上の間隔を空け、球数も100球前後がメド。後半戦は8月15日のオリックス戦以降、中12日の間隔で先発しているが、この日は井口監督が「投げるたびに良くなっている。制球もできるようになった。彼の持っている力だと思う」と高く評価した。
「憧れの投手との対戦でいつも以上に気合が入っていたし、田中も8回2失点と互いに譲らぬ投げ合いとなったことで、秘めていた力が引き出されたのでしょう。これまでは故障を恐れて自分をセーブしがちな部分も少なからずあったが、田中よりも先に降りたくない、という闘争心も垣間見えた。課題とされてきたスタミナ面においても、八回に入っても150キロ台のストレートを連発するなど、心身ともに一皮むけた印象です」(ロッテOB)
今回を契機に、ますます進化しそうな気配だ。