大谷翔平は来季も“報復の標的”に…死球騒動がエンゼルスとWソックスの因縁に発展
エンゼルス・大谷翔平(27)への死球が両球団による遺恨に発展しそうだ。
日本時間17日のホワイトソックス戦の九回、相手の6番手右腕ライトから右ふくらはぎに死球。審判団による協議の末、ライトに退場処分が下り、これに猛抗議したラルーサ監督(76)も退場を宣告された。エ軍投手陣はホワイトソックスとの3連戦初戦で主力アブレイユらに3死球を与えており、アンパイアは報復死球と判断したようだ。
二刀流への死球に日頃、冷静なマドン監督(67)も激昂。「あれは報復だ。間違いないね」と珍しく声を荒らげた。
ぶつけられた大谷は大事には至らず、出塁すると相手のシーツ一塁手と肩を組んで談笑するなど、意に介さずといった様子だったが、球団同士となれば話は異なる。メジャーでは年をまたいでも前年のトラブルを引きずり、報復に出るのは珍しくないからだ。
ラルーサ監督は昨季までエ軍のシニアアドバイザーを務めていたこともあり、両軍のベテラン指揮官は親交が深い。旧知の間柄とはいえ、売られたケンカに及び腰ではチームの士気にも影響しかねないだけに、来季も両軍による報復合戦が展開されそうだ。