澤村拓一に好機到来? 日本人唯一のPS進出、リーグ優勝決定シリーズで登録の可能性も
日本人選手では唯一、ポストシーズン(PS)に進出しながら、いまだ出番がないのがレッドソックス・澤村拓一(33)だ。
ヤンキースとのワイルドカードゲーム、レイズとの地区シリーズとも登録メンバーを外れ、ここまではベンチから声援を送った。
レ軍は日本時間16日からのリーグ優勝決定シリーズでアストロズと対戦。ア軍に右の強打者が連ねていることから、澤村は左の救援投手に代わって、今PS初めて出場登録される可能性もある。
■ブレークスルー感染の代償は大きかったが…
渡米1年目の澤村は55試合、計53.0回を投げて5勝1敗10ホールド、防御率3.06。まずまずの働きを見せたが、8月下旬にはチーム内に蔓延した新型コロナウイルスに感染。開幕直後の4月にワクチンを接種したものの、ブレークスルー感染で負傷者リスト(IL)入りを余儀なくされ、13日間戦列を離れる羽目に。
ルーキー右腕にとって集団感染は誤算だったに違いない。今年2月に2年240万ドル(約2億7000万円)で合意した契約には、登板試合数に応じた出来高が付く。米メディアによれば、35試合以降5試合ごとに5万ドル(約570万円)が加算され、60試合で最大25万ドル(約2800万円)のボーナスが支払われる。