Jリーグ「ホームタウン制度撤廃」はあり得ない あるとしたらマイナーチェンジ
■新国立競技場でホームゲーム開催も?
紆余曲折を経てスタートしたJリーグだが、93年5月15日の記念すべき開幕戦が、中立地である(旧)国立競技場で開催されたように、当時は横浜国際競総合競技場も埼玉スタジアムも完成しておらず。キャパシティーが最も大きかったのが、この国立競技場だった。
地方クラブも持ち回りで国立競技場でホームゲームを開催できたのだ。たとえば、ジェフ市原(当時)が浦和レッズやヴェルディ川崎、横浜マリノスといった集客が見込めるチームと対戦する時は、ホームの市原臨海ではなくて国立競技場でホームゲームを開催することができた。
その後も国立競技場はナビスコ杯(現ルヴァン杯)の決勝やチャンピオンシップ、天皇杯決勝などビッグゲームに使用されてきたが、東京五輪のために2014年から全面改修に入り、サッカー専用の埼玉スタジアムに移った。
しかし、今後は新国立競技場がJリーグ開幕当初のようにマーケティング活動やイベント開催を絡め、ホームゲームとして使用できるようになるかもしれない。