著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

「Jクラブ名にネーミングライツ」の実現にはかなりの時間がかかる

公開日: 更新日:

 ホームタウン制の撤廃を真っ向から否定しながらも「マーケティング活動における活動エリアに関する考え方の方向性について議論している」ことは認めた。

 どうして「ホームタウン制」が重要なのか。

 Jリーグの成功とは、切っても切れない密接な関係があるからだ。

 遡ること31年。1990年3月に「プロリーグ検討委員会」は、93年にスタートするプロリーグ参加希望のチームに8個の条件をつけた。 

 そのうちのひとつが「ホームタウンの確立」であり、他にも「ナイター照明のある1万5000人収容のスタジアムと練習グラウンドの確保」「下部組織の育成」「選手、指導者のライセンス制度」などがあり、さらにハードルが高かったのが「チーム名から企業名を外す」ことだった。

 93~94年には、読売新聞社主の渡辺恒雄氏が「企業名を外す」「東京移転が認められない」ことに噛み付き、川淵Jチェアマン(当時)に対する「独裁者発言」が、大いに物議を醸したものだった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    米国に準々決勝敗退でメダルなしも、なでしこに光明を見た。決して悲観することはない。

  2. 2

    プレミア移籍の鎌田大地に早くも「香川真司の二の舞」不安…名門マンU入りも完全尻すぼみ

  3. 3

    なでしこ史上初「外国人監督誕生」に現実味…池田太監督の退任の裏にJFA会長の強い意向

  4. 4

    ソシエダ久保建英のレアル復帰は「完全消失」…エムバペら《新銀河系軍団》に割って入る余地ゼロ

  5. 5

    なでしこ池田太監督“カネの問題”で消極的残留の可能性…男子代表と雲泥の差、衝撃の年俸とは

  1. 6

    パリ五輪なでしこ初戦はスペインに痛恨逆転負け…大きく見劣りした「決定的な差」初代監督が指摘

  2. 7

    シント=トロイデンに日本人選手が集まる理由 パリ五輪で活躍のGK小久保、A代表DF谷口が入団会見 

  3. 8

    サッカー男子日本のパリ五輪「決定的敗因」と今後…スペインに完敗、56年ぶりメダルならず

  4. 9

    W杯王者に最も近いビーチサッカー日本代表 田畑新監督体制が始動!目指すは「超攻撃的スタイル」

  5. 10

    もう「草サッカーのレベル」なのに…キング・カズ「還暦プロサッカー選手」に現実味

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    悠仁さま「進学に向けた勉学の大切な時期」でも続く秋篠宮家と宮内庁の軋轢

  2. 2

    初V京都国際の《正体》と《左腕王国の秘密》…野球部“以外”の男子生徒わずか12人

  3. 3

    山陰まで及ぶ大阪桐蔭・西谷監督のスカウト活動範囲…《最新車で乗り付けてきた》の声も

  4. 4

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 5

    目黒蓮をCMに再起用したコーセーにSnow Manファン大暴走 佐久間大介も別問題でファンに苦言

  1. 6

    「Snow Man=めめ以外は演技下手」定着のリスク…旧ジャニのマルチ売りに見えてきた限界

  2. 7

    もはや任意じゃなくて強制…12月2日のマイナ保険証一本化に向けて強まる国民への包囲網

  3. 8

    離職後、定年後は何をしたい? 第2位「まだ考えていない」…では第1位は?

  4. 9

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  5. 10

    "キムタク神話崩壊"へ秒読み…通算3作目ソロアルバムが1stから56%ダウンの惨憺