原英莉花も「若いうちに」と意欲満々! 人気女子プロの米ツアー流出加速で国内はスカスカに
■勝みなみも来年から挑戦予定
「向こうに行くにしてもトレーニングやチームの体制を整えたい。若いうちに海外で戦いたい。来年は挑戦できるように頑張りたい」(原)
すでに畑岡奈紗(22=米5勝)と笹生優花(20=メジャー1勝)の2人がLPGAツアーを主戦場に戦い、結果を残している。そして渋野と古江彩佳(21)の2人が12月のQシリーズ(米女子ツアー最終予選会)に挑戦する。
「かつて岡本綾子や宮里藍がそうだったように、世界最高峰の舞台で頂点を目指したいと思うのは、勝負の世界に生きるスポーツ選手なら当然です。国内で強くなれば世界で自分の力を試してみたいという闘争本能があるからでしょう。日本女子ツアーはこれまで若い選手が次から次へと出てきて活躍し、盛り上がった。その一方で、日本女子ツアーは舞台も選手層もLPGAツアーには追い付いていない。人気選手の海外流出はこれから加速していき、誰にも止められないでしょう」(評論家・宮崎紘一氏)
世界ランク75位内なら最終予選会からの出場が可能になり、ステージ1、ステージ2が免除され挑戦しやすい。ちなみに11月15日時点で、圏内に日本人選手は12選手もいる。勝みなみ(23)も来年からの挑戦を予定しており、国内は実力プロ不在のスカスカツアーになってしまう。