バド全日本選手権に看板選手ゼロ…フジテレビと協会はオミクロン株に出はなくじかれガックリ
看板不在の大会となる。
日本バドミントン協会は2日、24日開幕の全日本総合選手権に、日本代表が出場できなくなったと発表した。海外遠征中の代表チームは12日から始まる世界選手権(スペイン)に転戦。帰国後に3日間の隔離を経て全日本へ出場する見込みだったが、新型コロナのオミクロン株に対する水際対策が強化され、参加が不可能となった。
世界選手権には、桃田賢斗(27)や東京五輪混合ダブルスで銅メダルを獲得した渡辺勇大(24)・東野有紗(25)ペア、山口茜(24)、奥原希望(26)ら30人が参加予定。つまり、目玉選手は誰も全日本選手権に出てこないのだ。
全日本は、翌年の日本代表選考に関わる大会だが、日本協会は、世界選手権出場選手は“来年の日本代表に選出”する特例措置を決定。選手としてはひと安心だが、ガッカリしているのは地上波での中継を予定していたフジテレビだ。
「全日本選手権を年末の恒例イベントに」と意気込み、例年11月下旬から12月上旬だった開催時期を今回から年末に移行。決勝は12月30日に設定した。2年ぶりの有観客開催で約4000人をスタンドに入れる予定だったが、肝心の目玉選手が不在。注目度が下がることは避けられそうにない。