中日FA又吉獲得に名乗り上げたソフトBの本気度 藤本新監督も「ぜひウチに」とアピール
西の雄が久々に本気を出した。
中日からFA宣言した中継ぎ右腕の又吉克樹(31)獲得に乗り出したソフトバンク。交渉解禁日となった9日には、藤本新監督が「ぜひウチに来てほしい」と訴えるなど、真っ先に名乗りを上げた。
ソフトバンクは資金力豊富とはいえ、FA補強は中田賢一と鶴岡慎也を獲得した2013年オフが最後だ。
又吉は年俸4200万円。残留を希望している中日も「3年4億円」程度を提示しているという。破格は破格でも、加藤球団代表は「マネーゲームはしない」とも語っている。
「過去の例から言えば、ソフトバンクの提示は3年最大6億、7億円くらいではないか。年俸のベースは1億円程度で、出来高の上乗せが多いパターン。活躍次第でベースアップも織り込まれるはず。ただし、金額以外の面で判断されることもあるので、一概にソフトバンクで決まり、というわけでもありません」(ソフトバンクOB)
18年オフは、浅村栄斗(西武→現楽天)と西勇輝(オリックス→現阪神)にフラれている。最初から楽天ありきと囁かれていた浅村はまだしも、西も取れなかったことは球団にとってはショック。浅村には4年最大28億円、西には同26億円とケタ違いの条件を提示していたというのだから、なおさらだ。
又吉を狙う他球団は金銭以外でアピールするしかない。