ヤクルトV戦士「コロナ禍での更改」は今後もバラ色? “代打の神様”川端は2.5倍増3000万円
ヤクルトは6日、計6選手が契約更改。オリックスとの日本シリーズ第6戦で日本一を決める一打を放つなど、代打の切り札として大活躍したベテランの川端(34)が3000万円増の5000万円でサイン。日本シリーズ第6戦に先発するなど、今季12試合登板で4勝だった高梨(30)は現状維持の3700万円、プロ4年目で同じく4勝した金久保(22)も620万円増の1200万円で更改した。
今季の躍進を支えた中継ぎ陣は、坂本(27=520万円増の1400万円)、大西(24=620万円増の1400万円)と、それぞれ昇給にニンマリだ。
ヤクルトは今季、6年ぶりのリーグ優勝も果たした。これから本格化する契約更改。選手はバラ色のオフを迎えることができるのか。
「コロナ禍で経営が苦しい中でも、それなりに羽振りがよさそうですよ」
とは、放送関係者。
「ヤクルトは昨オフ、7年35億円プラス出来高で契約した山田をはじめ、青木、小川といった中心選手と複数年契約を結んでいる。このオフ、優勝したからといって、来年の人件費が大幅に増えることはない。国内FA権を取得した正捕手の中村とは新たに複数年契約を結ぶことで年俸のベースは抑えられる。ドカンと上げる必要がある日本人選手は、突出した成績を残した本塁打王(39本塁打)の村上(1億円)と、50ホールドで日本新記録を更新したセットアッパーの清水(3600万円)の2人くらい。もともとの金額も安いですしね。さらに、コロナ禍のため、多くのお金がかかる優勝旅行は商品券で代用、15年優勝時に一流ホテルの大宴会場で行った祝勝会も自粛する。選手に還元しやすい状況ではあります」
これが選手のさらなるモチベーションアップにつながれば、来季も期待できそうだが。