小平奈緒がW杯34勝の偉業達成で五輪連覇へ調子上向くも…メダル獲得には“不吉なデータ”が
「本番を見ていなさいよ!」
女子スピードスケートの小平奈緒は、そんな気持ちではないか。
日本時間12日のW杯第4戦(カナダ・カルガリー)女子1000メートルで今季初優勝。第2戦では得意の500メートルも制しており、これでW杯通算34勝。1998年長野五輪男子500メートル金の清水宏保に並ぶ日本選手最多となった。
■「心技体」に衰えなし
選手団の主将を務めた2018年平昌大会は、3度目の五輪だった。大本命の500メートル(36秒94)で悲願の金メダルを獲得。1000メートルでも銀メダルを手にした。
平昌五輪の前はスケート王国のオランダへ単身留学。苦労が報われたが、引退はせずに競技生活を続けた。35歳になった今も体力の衰えはなく、五輪連覇へ向けてW杯で調子を上げている。
だが、米国の民間会社は北京五輪で小平の金はないとみている。
北京五輪開幕100日前、米データ会社グレースノートがメダル予想を発表した。