男子ツアー不人気はスター選手不在だけが原因ではない ブリヂストンOP消滅の衝撃
ゴルフ界に衝撃が走った。長く低迷続ける男子ツアーに、追い打ちをかけるように「ブリヂストンオープン」が2021年限りで消滅することが決定したからだ。
■名門大会撤退の衝撃
大手タイヤメーカー・ブリヂストンが主催、ゴルフ用品メーカーのブリヂストンスポーツが企画・運営し、長くわが国を代表するトーナメントとして知られてきた。
これまで消滅した試合は数多くある。だがゴルフメーカーが携わる大会は、ツアーの最後のとりでといわれ、消滅はありえないと信じられてきたのだ。
1970年から始まり、日本プロ、日本オープン、日本シリーズなどに続き6番目の歴史があり、スポンサー競技では中日クラウンズに次いで2番目に古い。
過去の優勝者には尾崎将司、青木功、倉本昌弘、丸山茂樹がいて、ニック・プライスやニック・ファルドらメジャーチャンピオンも出場した。
撤退理由はコロナ禍や、長引く不況による経営難などが挙げられている。株主からの「ゴルフ大会をスポンサーする状況ではない」との意見もあるようだ。