沖縄はコロナ再拡大で“キャンプ特需”消滅危機…ホテルキャンセル相次ぎ現地からタメ息

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 このまま強行開催となるのか。

 7日、サッカーJ1のセレッソ大阪が今月16~21日に予定していた沖縄キャンプの中止を発表。同日には新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、まん延防止等重点措置(9~31日)も決まった。

 年末年始にかけて沖縄県の感染者数は右肩上がり。7日は過去最多となる1414人の感染が確認され、初めての1000人超えとなった。

 そんな中、2月からプロ野球9球団が沖縄でキャンプイン。コロナ前は1月となれば沖縄県内の主要ホテルはメディア関係者やファンの予約で埋まっていた。しかし、今年は昨年同様、ホテルはガラガラ。那覇市の国際通り中央に位置するホテルJALシティ那覇の担当者はため息交じりにこう話す。

「先週までは順調でしたが、ここ2、3日で状況は180度変わってしまいました。キャンセルの電話が鳴りやまない状況です。キャンプが目的でご予約されていたお客さまはほぼ全滅。中学校の修学旅行のご予約もほぼ100%キャンセルです。(感染者数の)数字の面で昨年より今年の方がインパクトが大きいので、厳しいを通り越して諦めています。値下げする作戦も講じましたが、この先も期待はできません。ホテルとしてはお客さまに来ていただきたいですが、感染者数が増えることには不安もあり、何とも言えない心境です」

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