沖縄はコロナ再拡大で“キャンプ特需”消滅危機…ホテルキャンセル相次ぎ現地からタメ息
沖縄にとって、2月のキャンプシーズンは書き入れ時。特に今年は新庄剛志監督の就任で話題の日本ハムが滞在する名護市は、盛り上がりを期待していた。練習拠点とする名護市営球場の目の前に位置するフェニックスパークホテルの担当者もこう言う。
「もちろん観客を入れてキャンプをしてほしい希望はありますが、感染者は出したくない。なるようになるとしか言いようがありません。ここ数日でキャンセルの受け付けは増えており、1日あたり多くて10件。現在の稼働率は79室中50%です」
■予約客はギリギリまで様子見
旅行代理店の反応はどうか。
「ファイターズ沖縄キャンプ応援ツアー」を実施するANAトラベラーズの担当者はこう語る。
「これまで緊急事態宣言下でもツアーは中止になっていません。しかし、政府や自治体から特別な要請が来た場合、もしくはキャンプが無観客となり、ツアーの催行が難しいとなれば、中止の判断もあり得ます。お客さまからキャンセルの場合の取り扱いについて、かなりお電話をいただいていますが、『ダイナミックパッケージ(航空券、宿泊施設)』の予約では、予約時からキャンセル料が発生する旨を伝えると、ギリギリまで様子を見ようという方が多いようです」