大谷翔平リアル二刀流2年目へ抜かりなし! 早々渡米で同地区ライバルみっちり研究
今季がリアル二刀流の実質2年目となるエンゼルス・大谷翔平(27)が早々に渡米した。
メジャーでは労使交渉が決裂し、選手契約を凍結するロックアウトに突入。先行きは不透明なものの、2月17日(日本時間18日)からのバッテリー組のキャンプに備えて、恒例となっている野球トレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」(ワシントン州シアトル)で、投球動作の最終的な確認を行うことになっている。
常に故障のリスクが付きまとう二刀流だけに、肩や肘への負担が少ないフォーム固めに励むのだが、大谷が現地で取り組むのはそれだけではない。メジャー5年目のシーズンに向け、頭のトレーニングも欠かさない。
今オフ、エンゼルスが所属するア・リーグ西地区の各球団はロックアウト突入前までに、大型補強を敢行。昨季、ブルージェイズで最優秀防御率(2.84)、最多奪三振(248)の2冠を獲得し、サイ・ヤング賞を受賞した左腕レイ(30)がマリナーズ、同じくブルージェイズで大谷に次ぐリーグ4位の45本塁打を放ったセミエン(31)がレンジャーズに加入。アストロズには大谷が苦手(打率.235、2本塁打、3打点)とするベテラン右腕バーランダー(38)が約2年ぶりに復帰する。昨季、達成できなかった「2ケタ勝利と2ケタ本塁打」のルース超えを果たすため、ライバル球団の主力の分析を図るのだ。