北京五輪“検閲地獄”に強靱メンタル選手もお手上げ スキー川村あんりは一部SNS投稿を削除
五輪の風物詩も規制対象になるという。
北京冬季五輪開幕(4日)まであと2日。選手村へ入った各国の選手たちがSNSにアップする現地リポートに注目が集まっている。
選手村内は新型コロナウイルス感染拡大以前からメディア取材が認められていない場所がほとんど。そのため、世界各国の選手たちが選手村の食堂や部屋の様子をSNSに投稿すると瞬く間に拡散。五輪名物のひとつとして定着していた。
しかし、今回の舞台は情報規制の多い中国。先月18日には北京五輪大会組織委員会がオンライン説明会で「五輪精神に反するもの、とりわけ中国の法律や規則に違反する行動や発言は特定の処罰対象となる」と“警告”。五輪の参加資格剥奪もあると牽制した。
つまり、何でもアリ。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」は「中国の法律は極めて曖昧で、人々の自由な言論を取り締まるために使える」と述べている。そんな中、フリースタイルスキーの川村あんり(17)は現地の様子を発信。動画で自身の部屋や村内の食堂を撮影し、ビュッフェで食事を受け取る様子などを投稿した。