小平、高木美のメダルラッシュに暗雲…“チームの柱”ヨハンHCがコロナ陽性で離脱
「チームの柱」が離脱した。
3日、スピードスケート日本代表のヨハン・デビット・ヘッドコーチ(HC)が新型コロナウイルス検査で陽性となったことを自身のツイッターで公表。「五輪の準備をしているスケーターやスタッフに本当に申し訳ありません。私は彼らを遠くからサポートします」とつづった。
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デビットHCといえば、日本スピードスケート界を躍進させた立役者。小平奈緒(35)や高木美帆(27)らメダリストを育てた名伯楽でもある。
日本代表は2014年ソチ五輪でメダルなしと低迷。15年にHCに就任すると、「スケート大国」オランダ流の指導を取り入れ、18年平昌五輪では金3個を含む計6個のメダル獲得に導いた。
選手には「勝つために必要なことは何か」を丁寧、かつ、具体的に説くのがデビット流だという。細かなニュアンスを正確に伝えるため、会話に通訳はつけない徹底ぶり。デビットHCの英語を何とか聞き取ろうと、選手が必死に耳を傾ける“効果”をもたらした。