「銅」冨田せな“悪夢の場所”でスノボ女子HP初快挙!恩師が語る挫折と家族とボーリング特訓秘話
新たな歴史を刻んだ。
10日、北京五輪スノーボード女子ハーフパイプで冨田せな(22)が銅メダルを獲得。この種目で日本女子史上初のメダリストとなった。妹で同種目5位だったるき(20)と共に姉妹を指導してきた全日本ウィンタースポーツ専門学校の大橋一麻トレーナー(32)は「攻めの気持ちで滑る姿に、せな自身の強さを感じて、1本目から度肝を抜かれた」と話した。
大橋トレーナーは平昌五輪後の2018年4月から19年3月までの1年間は同校の教え子として、卒業後は週2~3回個別で冨田姉妹の指導にあたってきた。
「とにかく負けず嫌いで素直。そこは姉妹の共通点でした。素直さはアスリートにとって大事な要素。嫌なことでもスノーボードのためなら何でもやる。特にせなは、集中力の切り替えが他の学生と比べ物にならないくらいうまく、怖いと感じるくらいでした(笑い)。
18年に初めて出会った時、なぜこんなに切り替えができるのかと驚いて聞いてみたら、『高校時代から集中力が続かないことが多くて、それ以来、練習もトレーニングもメリハリをつけるように心がけていたらいつの間にか勝手に身についてました』と言っていました」