「銅」冨田せな“悪夢の場所”でスノボ女子HP初快挙!恩師が語る挫折と家族とボーリング特訓秘話

公開日: 更新日:

 せなにとって、今回の会場は大ケガを負った「悪夢の場所」でもあった。19年12月、W杯の公式練習中に転倒。脳挫傷で1カ月の絶対安静となり、リハビリとトレーニングを始められたのは20年1月からだった。

「せなの挫折といえば、毎年何かしらのケガに悩まされていたこと。オフシーズンにケガすることが多かった。トップチームの場合、10月頭からシーズンインするんですが、ケガの影響で遅れ、他の選手より技術練習が少ない状態でW杯に入っていました。

 その中でも、19年の脳挫傷が一番大きかった。あとから人づてに聞いたんですが、『スノボをやめようかと思っていた』と。練習を再開させた時も前向きな感じで、いつもと変わらない様子だったので驚きました。ただ、ポロっと『ケガした時の映像が見られない。ライバル選手の活躍する姿が悔しくて心から応援できないんです』と話していました」(大橋トレーナー)

 記憶の“上書き”に成功したせな。4年後のミラノではメダルの色を塗り替えられるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動