フィギュア女子ワリエワはむしろ被害者?ドーピング騒動で見えたロシアの闇深さ

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 フィギュア女王のドーピング騒動が収まりそうにない。11日、ドーピングの国際検査機関(ITA)はフィギュア女子のワリエワ(15、ROC=ロシア・オリンピック委員会)がドーピング検査で陽性を示したと発表。ITAによると、昨年12月のロシア選手権で採取されたワリエワの検体から、血管拡張作用があり、一般的に心臓治療薬として使われるトリメタジジンが検出されたという。

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 検体を採取したロシアアンチドーピング機関(RUSADA)は8日、調査機関から陽性であるとの報告を受け、ワリエワに暫定資格停止処分を下したが、ワリエワ側からの異議申し立てにより、9日に処分を解除。出場可能とした。ロシアスケート連盟は「1月の欧州選手権、五輪期間中の検体は陰性だった」などと強調、処分解除の正当性を主張しているが、ITAはこの日、国際オリンピック委員会(IOC)に代わってスポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴。15日に行われるショートプログラムへの出場可否はCASの判断次第となる。

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