ただいま新庄監督に猛アピール中! 開幕一軍を狙う日本ハム「投打の伏兵」
“打”のヒーローが水野なら、“投”のヒーローは六回から4番手で登板、2回を無安打無失点に抑えた2年目の左腕・根本悠楓(18)だろう。昨季は二軍で12試合に登板し29回と3分の2を投げ、1勝1敗、防御率1.82。1死満塁の条件付きで行われた6日の紅白戦でも、打者6人相手に1安打2三振と好投した。
「速球のキレ、変化球の精度、制球の良さは昨季新人王のオリックス・宮城を彷彿とさせる。力感のないフォームながら腕の振りが非常に速い。打者はタイミングを掴みづらいはずです。実は去年から一軍で使えると判断されていたが、高卒新人ということで無理をさせなかった。今季の飛躍が期待できます」(前出の球団OB)
新庄監督は試合後の会見で選手個人の評価について言及を避けたものの、「レギュラーは横一線」「今年1年間はテスト」と選手間の競争を促している。まだまだ成長過程とはいえ、2人の若武者がビッグボスに強烈なインパクトを与えたことは間違いなさそうだ。