ただいま新庄監督に猛アピール中! 開幕一軍を狙う日本ハム「投打の伏兵」
新庄剛志監督(50)率いる日本ハムは11日、阪神との練習試合に臨んだ。
3-3の引き分けに終わったが、実戦で猛アピールを続ける選手がいる。そのひとりがドラフト3位新人の水野達稀(21=JR四国)。右投げ左打ちの内野手だ。
■猛アピール中
六回表の守備から遊撃で出場。その裏、2死三塁の場面で打席に入ると、2ストライクに追い込まれてからもファウルでしぶとく粘り、11球目の高めに浮いたスライダーを左前へ適時打。「低めを見逃し、粘ることができた。すごく意味がある打席だったと思う」とうなずいた。
「投手からすると非常に厄介な打者。1年目からブレークが見込まれます」とは、球団OB。
「打撃技術は社会人の中で突出していた。最大の特徴はアウトコースの遠いところに来た球でも、ファウルにできるところ。粘って粘って、甘く入った球をバチンと叩ける。その打球が左中間、右中間へ飛ぶんですよ。打率を稼げる安打製造機タイプ。本職の二遊間の守備はまだまだですが、ウチは打てる遊撃手がいない分、大きな戦力になると期待されています」