日ハム清宮は闇夜のウオーキングで体重キープ…大胆スイング改造に周囲は複雑視線
勝負の5年目を迎え、さまざまな変化が見られるという。昨季は入団以来初の一軍出場なし。目をかけてくれた栗山監督は去り、名前も過去の実績も球団の期待値も度外視して「横一線」を強調する新庄監督が就任した。
「自主トレ中のコロナ感染でつまずいてしまったとはいえ、二軍スタートとなったキャンプでも前向きに取り組んでいる。毎朝5時に起床し、まだ真っ暗の中で1時間のウオーキングを日課にしているようで、ビッグボスの減量指令で10キロ痩せた体形もキープしている。これまで、おっとりとした性格で、野球に取り組む姿勢に物足りなさを感じさせるところがありましたが、臨時コーチとして参加した武井壮さんの講義では、練習が終わると個別に質問攻め。貪欲さが出てきた。危機感の表れだと思う」(球団OB)
セールスポイントの打撃に関しても、オフに自らの判断で大幅なフォーム改造に着手。昨年までの自分のスイングが「嫌いで嫌いで仕方がなかった」とまで言って、躊躇することなく解体した。
「4年間の積み重ねをゼロにするというのですから、これまで面倒を見てきたコーチ陣は複雑かもしれない。実際、このキャンプのティー打撃で、極端にバットのヘッドを下げた形でフォームをチェックする清宮を見て、絶句した関係者もいたそうです。コロナ感染による別メニュー調整が解禁され、6日に初めて屋外で行ったフリー打撃では柵越えが一本も出なかった。本人の強い決意による打撃改造が結果につながればいいが、完全に裏目に出る可能性もあるわけですからね」(同)
確かなことは、結果を残さなければ新庄監督の下ではチャンスはないということだ。