エ軍オーナーは「年俸総額引き上げ反対」の急先鋒! 大谷「総額400億円」契約延長に暗雲か
労使紛争が続く米大リーグ(MLB)と選手会は日本時間9日、ニューヨーク市内で交渉し、主要争点である年俸総額やメジャー在籍3年未満の選手のボーナス、最低保障額について協議した。すでにMLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーは予定していた今月末の開幕を延期し、最初の2カードを中止すると発表していた。
■162試合実施に向け交渉
MLBは同8日、選手会側の要望を受け入れ、通常の162試合を実施するための交渉期限を同9日に設定。合意すれば、162試合の実施に加え、給料の全額支払い、サービスタイム(実働日数)の保証を提案していた。
今回の交渉過程で、エンゼルス・大谷翔平(27)の去就を左右しかねない事実が明らかになった。MLBが年俸総額について30球団のオーナーに決を採ったところエ軍のアート・モレノ氏を含む4人が反対票を投じたという。つまりエ軍のオーナーは選手の年俸総額の引き上げに反対なのだ。
大谷は順調なら来季終了後、FA権を取得することから、米メディアの多くがモレノ氏の姿勢を疑問視。エ軍のファンサイトでは「ぜいたく税をケチってマイク・トラウト、ショウヘイ・オオタニというメジャーを代表する選手2人を手放すつもりなのか」といったオーナーを批判する声が多数、寄せられている。