エ軍オーナーは「年俸総額引き上げ反対」の急先鋒! 大谷「総額400億円」契約延長に暗雲か
エ軍は2019年3月、ア・リーグMVPを3度受賞しているトラウト外野手と史上最高額となる12年(19~30年)総額約482億円の大型契約を結んでいる。同年12月にはレンドン内野手(前ナショナルズ)を7年(26年まで)約266億円で獲得した。地元紙などによれば、過去にもプホルスと10年約262億円で巨額契約を交わしながら、期待外れだったため、モレノ・オーナーは昨年、人件費削減の方針を打ち出したという。
エ軍は、早ければ今季終了後にも総額400億円規模で大谷との契約を延長するとみられていたが、緊縮財政を図るオーナーの方針はどう影響するのか。
■渋ちんオーナーが切り捨てるのはトラウト
「エ軍は最終的に大谷との契約延長を優先すると思う」とスポーツライターの友成那智氏がこう続ける。
「モレノ・オーナーの本業である広告事業はともかく、エ軍は観客動員数が伸び悩むなど、球団経営が芳しいとは言い難い。プホルスで失敗した反省から、大型契約の選手を複数、抱えるのはリスクがあり過ぎると考えているのでしょう。ここ数年は条件提示が低すぎるため、ヤンキースのコールら有力選手には見向きもされず、投手の補強で後手を踏んでいます。なので弱体化した投手陣に人件費をつぎ込むことになるでしょう。ぜいたく税の支払いを回避するためにも、30年まで契約が残るトラウトの放出に動く可能性はあります」