横綱・照ノ富士が2日目初黒星で試練…迫る苦手相撲の猛攻重圧とよぎる先場所の悪夢

公開日: 更新日:

「鬼門」がひとつだけとは限らない。

 2日目(14日)にして早くも土がついた横綱照ノ富士(30)。大栄翔(28)に押しまくられ、体を横向きにされて送り出された。土俵の最高位にとって、屈辱の負け方だろう。大栄翔には7勝4敗と勝ち越してはいるものの、勝った一番でも苦戦の末……という相撲が続いている。

 横綱が苦手としている力士は大栄翔だけではない。同じモンゴル出身の玉鷲(37)もまた、照ノ富士が戦いたくない相手だろう。玉鷲も大栄翔同様、ノド輪を中心とした猛攻を得意としている。こちらも過去10勝6敗。先場所も突き落としで黒星を喫したばかりだ。

 突き落としといえば、忘れてはならないのが速射砲のような突っ張りを武器にする阿炎(27)。対戦成績は1勝1敗。先場所は一方的に攻められ、ほとんど何もできないまま押し出された。玉鷲と阿炎とはまだ当たってはいないが、番付はそれぞれ前頭2枚目と関脇。対戦は避けられない相手だ。

■横綱としての沽券にも関わる

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 3

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    茨城県知事の異常な県政を朝日も毎日も報じない不思議…職員13人が自殺?重大事件じゃないか!

  1. 6

    立憲民主党の凋落は自民党以上に深刻…参院選改選組が国民民主党に露骨なスリ寄り

  2. 7

    小芝風花&松坂桃李は勝ち組、清野菜名は貧乏クジ…今期ドラマ「トップコート」所属俳優の泣き笑い

  3. 8

    阿部寛「滑舌問題」はクリアできそうだが…新日曜劇場『キャスター』で国民的俳優が試される“唯一の心配事”

  4. 9

    浜田雅功の休養の裏で着々と進む松本人志との"今夏ダウンダウン完全復帰計画"…プラットフォームに本腰

  5. 10

    誰トク?広がる地方私大の公立化…見送られた千葉科学大は「加計学園」が運営撤退も大学存続