日本ハム開幕5連敗 新庄監督初の試合後取材対応なしでも“夜明け前”の「救い」
新庄剛志監督(50)率いる日本ハムが開幕5連敗を喫した。
■ホーム初戦も黒星で5連敗
札幌での本拠地開幕戦を「本当の開幕」と息巻いていたが、初戦を落とし、30日は逆転負けに終わった。
今日の試合も落とせば開幕6連敗の球団タイ記録とはいえ、新庄監督は就任時に「優勝を狙わない」と宣言しているように、今季を「1年間のトライアウト」と位置付けている。この日、前日は4番で起用した助っ人新外国人のヌニエスをベンチスタートとし、代わりに清宮を据えたのもテストの一環だろう。
あくまで本番は来年。総額600億円超をつぎ込んでいる新球場元年だ。そこに照準を合わせ、選手の才能を見極め、チーム全体のレベルアップを図る方針はフロントも織り込み済み。ある程度の負けは当初から覚悟している。
試合後の新庄監督は初めて取材対応をしなかった。広報を通して「あした、あした」とコメントしたものの、「トライアウト」なのだから勝敗そのものにそう悲観することもないのではないか。