日本ハム“本当の開幕投手”上沢直之がBIGBOSS流「選手はみな横一線」にため込む鬱憤
29日から日本ハムが本格始動する。
ソフトバンクとの開幕3連戦を「遊び」と言い、「(29日に)札幌ドームでやるのがプロ野球開幕だと思っているんで。真剣勝負は札幌から」と話していた新庄剛志監督(50)は以前から投手の起用法について、「いい投手を3、4番手に持っていったら、相手の投手は3、4番手。勝ちがもらえる」と、独自の理論を展開。「本当の開幕戦」は昨季12勝(6敗)のエース・上沢直之(28)を登板させる。
新庄監督は今年一年を「トライアウト」として、あらゆる起用法を試しながら選手の可能性を探っている。開幕3連戦では投手を短いイニングで継投させ、ベンチ入り野手を1度はスタメン起用し、出場登録された全31選手を使い切った。
型にはまらず、選手を取っ換え引っ換えしながら戦う方針はキャンプから一貫しているが、そこで割を食っているのが上沢だろう。
オープン戦での登板はわずか計9イニング。他球団を見渡しても開幕投手を務めた11球団のエースはオープン戦で平均14イニングに登板している。最多は広島・大瀬良の計18イニング、最も少ない巨人・菅野でも計11イニングを投げた。