巨人散発4安打で首位陥落…6戦連続3得点以下で貧打再発の深刻度

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 巨人中田翔(32)が今季初めてスタメンから外れた。

 これまで全14試合に「5番・一塁」で先発。試合前まで打率.212、2本塁打、8打点にとどまっていた。この日は八回の守備から途中出場。その裏の攻撃で打席が回ってきたものの、一邪飛に倒れた。好機での凡退が多く、元木ヘッド兼オフェンスチーフコーチは「本人が調子を上げるしかない。外されて悔しい思いをしてるだろうけど、結果を出すしかない」と奮起を促した。

 幸先は良かった。丸が6番から今季初めて5番に入ると、二回に7試合ぶりとなる3号ソロで先制。しかし、得点はこれだけだった。打線はヤクルト先発の高橋から散発4安打。レギュラーシーズンではプロ初となる完投勝利を許し、7回5安打2失点と好投したドラフト3位ルーキー赤星を援護できなかった。このカードは2、3、1得点。前の広島戦も1、2、2得点で6戦連続3得点以下の貧打にあえぐ。これで2カード連続負け越しとなり、広島に抜かれ、首位から陥落した。

「オープン戦は12球団ワーストの.215の貧打で最下位タイ。7連敗も喫し、その間の8試合の得点は、0、1、2、1、1、2、2、2点で全て2点以下だった。開幕ダシュに成功したから忘れがちだが、もともとの懸念材料が噴出した格好。オープン戦の結果なんて気にしなくていいだろうと楽観視していた首脳陣の責任です」(巨人OB)

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