日本ハム野村が顔面死球翌日に躍動プレー 問われる「4番の真価」と鼻骨骨折後の“変形”
球場を騒然とさせた顔面への死球から一夜明けた18日、何食わぬ顔でグラウンドに戻ってきたのが日本ハムの野村佑希(21)だ。
鼻骨骨折と診断されながらも、この日のオリックス戦に「4番・三塁」で先発出場。七回1死一、二塁の好機では痛烈なピッチャー返しで中前適時打を放つなど2安打1打点と活躍した。
その前日、新庄剛志監督(50)は野村の状態を気にかけつつも、「鼻はあんまり(試合に)影響ないかな。まぁ(野村は)『出たい』って言うんじゃない?」と話していた。野村はその期待に応えたわけだが、1996年から2002年まで中日のチームドクターを務めた亀戸佐藤のり子クリニック院長の佐藤のり子氏はこう言う。
■プレー問題なし、鼻の形は気になる
「鼻を骨折したとしても、頬骨など他の骨が無事なら脳への影響も大して気にする必要はありません。プレーに影響はほとんどないはず。私がチームドクターをしていた場合でも鎮痛剤を処方して、ゴーサインを出す。力んだ時に痛むけど、プロはそのくらいで気が散ったりしませんよ。ただ、鼻を固定しておかないと、少し曲がってしまうかもしれません」