日本ハム野村が顔面死球翌日に躍動プレー 問われる「4番の真価」と鼻骨骨折後の“変形”
これまでも死球による顔面の骨折をものともしなかった野手は枚挙にいとまがない。昨年引退した鳥谷敬は阪神時代に顔面死球で鼻を折りながらも、翌日の試合に出場。6度の本塁打王を獲得した西武の中村剛也(38)も頬骨を骨折した08年に46本塁打を放っている。
野村は今後を期待されて4番に置かれているが、強打者になればなるほど死球やむなしで厳しく攻められるのは避けられない。評論家の山崎裕之氏は、「4番を打てる素材であるのは間違いないが、厳しい攻めを乗り越えていかないと、中心打者にはなれません」とこう続ける。
■強打者ほど死球やむなし
「私自身、現役時代に頭部死球を受けたときは、1カ月ほど痛みを抱えながらプレーしました。体が恐怖心を覚えて、打席に立つと勝手に体が反応し、腰が引けてしまう。ボールから逃げないように、いつも以上に踏み込まないといけないと、強い意識を持って打席に臨みました」
直球への対応、内角攻めへの対処も重要になる。