ボロ負け巨人でウォーカーだけが大当たり 米独立リーグが新外国人発掘の“新鉱脈”に
ヤクルトに11ゲーム差も…
「亀井コーチとの早出守備特訓は日課になっているし、状態のいい打撃も志願して早出練習を行っている。理由は打撃の状態を上げたいだけでなく、『(主に早出を行っている)若手とコミュニケーションを図りたいから』というから驚きます。丸のように、試合中にベンチでメモまで取っている。コーチや同僚選手からいいと聞けば、何でも取り入れる。入団したばかりの頃、ポップフライを打ち上げて一塁まで全力疾走する姿を見て『こんな助っ人初めて見た』とファームの首脳陣を驚かせた。とにかく貪欲で一生懸命。試合に出始めた春先は、投げられない守備面を揶揄する声もあったが、今ではすっかりチームの人気者です」
これでも年俸は3400万円と格安。「今後はハングリー精神旺盛な『米国の独立リーグ』も新外国人選手発掘のフィールドになりそう」(同前)というから、ウォーカーの果たした役割は大きい。
この日の巨人はエース菅野が5回9安打7失点の大炎上で6-16と大敗。首位ヤクルトに11ゲーム差をつけられたチームにあって、ウォーカーの存在が一筋の光明となっている。