ビンボー団体が羨む…バレーボール協会2579万円着服問題の“諸悪の根源”

公開日: 更新日:

「金額の大きさにびっくりした」

 大阪府バレーボール協会(OVA)の会計担当理事が積立金など2579万円を着服していた問題。28日に会見に出席した日本バレーボール協会(JVA)の川合俊一会長がこうコボした。

 OVAによれば、2019年度の決算で使途不明金が4700万円に上ることが発覚。そのうち約半分が着服されていたという。これには元プロテニス選手の沢松奈生子氏がテレビ番組で「日本協会でなく、大阪府協会でこれだけの額。それ以上の収益があるということで、バレーはすごいなと思う」とポロリ。確かに一スポーツ団体にしては破格にも思える。

 スポーツライターの小林信也氏はこう言う。

「多くのアマチュア団体では起こりにくいことです。なぜなら、お金がないから。着服というより、むしろ誰が身銭を切るのか、という話になるのが常。こういう問題を起こしたことは、他の団体にとってはある意味、羨ましいことかもしれません」

 バレーボールは人気スポーツ。大会の入場料収入等、一定の収益が見込めるからこそ、約2600万円もの着服が可能だったというわけだが、前出の小林氏は、アマ団体の体質に問題があるという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  5. 5

    露呈された韓国芸能界の闇…“兵糧攻め”にあうNewJeansはアカウントを「mhdhh」に変更して徹底抗戦

  1. 6

    大阪万博ハプニング相次ぎ波乱の幕開け…帰宅困難者14万人の阿鼻叫喚、「並ばない」は看板倒れに

  2. 7

    大阪・関西万博“裏の見どころ”を公開!要注意の「激ヤバスポット」5選

  3. 8

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 9

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  5. 10

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い