大谷翔平の2年連続MVPにライバル次々太鼓判なのに…選出は「今季が最後」になる根拠
エンゼルス・大谷翔平(28)が日本時間20日のオールスターにア・リーグの「1番・DH」で出場。ナ・リーグの先発を務めたドジャースの左腕でサイ・ヤング賞3度のクレイトン・カーショー(34)相手に初球の外寄りの直球に詰まりながらも中前に運んだ。レギュラーシーズンで8打数無安打3三振と苦手にしていたベテラン左腕を球宴の大舞台で攻略したが、すぐさま牽制で刺され好機を演出できなかった。
第2打席は四球で出塁。1打数1安打1四球でベンチに下がった。三回の第2打席のあとにはインタビューにも応じた。試合はア・リーグの逆転勝利で、MVPには同点ツーランを打ったヤンキースのスタントンが選ばれた。
■他球団のエース、主砲が「オオタニ以外考えられない」
恒例の前日会見では、各球団のスター選手から、大谷のパフォーマンスを称賛する声が相次いだ。昨季に続いて早くもア・リーグMVPに推す声も聞かれ、同じ西地区のライバルであるアストロズのバーランダーは「彼(大谷)に投票しないなんてことは想像できないよ」と断言。前半戦で両リーグトップの33本塁打をマークしたヤンキースのジャッジを抑えて選出されるとの見通しを明かした。
レッドソックスの主砲マルティネスは「彼のパフォーマンスを目の当たりにすれば、(MVPは)向こう5年間、オオタニのための賞になるだろう。(選手の貢献度を示す)WARは投手とDHで合算される分、有利だ。MVPはいっそのこと『ショウヘイ・オオタニ アワード』に変えた方がいい」と持ち上げた。