“前夜祭の女王”原英莉花は初日7アンダー単独首位も…「数字」が示す不吉な流れ
■日を追うごとにスコアが…
ツアー関係者が言う。
「今季の成績が悪いのは、必ずしも腰痛のせいだけではない。自慢の飛距離は健在(252.77ヤード=4位)ですから。ただし、フェアウエーキープ率(61位=64.8910%)が悪く、パットも入らない(平均パット数81位=30.2034)。パッティングに苦しんでいるので、リカバリー率(83位=56.3636%)やサンドセーブ率(87位=32.2034%)も低い。特に気なるのは、日を追うごとにスコアが悪くなることです」
実際原の今季は、
初日=71.8571
2日目=72.1905
3日目=72.3333
4日目=73.6000
自ら崩れていくことが数字に表れている。
石狩湾から強い風が吹けばコースの表情がガラリと変わるのが小樽CCだ。通算4勝の原が最後に勝ったのは昨年11月の大王製紙エリエール。単独首位に立った前夜祭の女王は、最終日に久々の主役になれるか。
初優勝から3週連続Vがかかる岩井千怜(20)は5オーバー94位と大きく出遅れた。