大谷翔平は残り4試合登板で「170キロ投」の可能性 球威は追い込まれるほど増すタイプ
昨季は2018年10月に受けた右肘の靱帯を修復するトミー・ジョン手術から本格的に復帰。シーズン終盤にきて患部が馴染んだことに加え、ベーブ・ルース以来の「2ケタ勝利と2ケタ本塁打」もかかっていたため、出力が増したとみられる。
大谷は得点圏に走者を背負うなど、追い込まれると球威が増すタイプだ。平均球速は走者なしの場合95.24マイル(約153.3キロ)なのに対し、得点圏に走者がいる際は96.7マイル(約157.7キロ)にアップする。
今季は規定投球回(162=残り21)と、200奪三振(同12個)の同時達成が目前に迫っているだけに、大谷の出力がさらに上がるのは必至だ。
レギュラーシーズンでは163.2キロが最速だが、昨年のオープン戦では164キロをマークしたこともあった。フィル・ネビン監督代行は、大谷が残り4試合に登板することを示唆した。今季終盤のスピードガンは170キロを表示する可能性まである。
さて、その大谷は日本時間13日のガーディアンズ戦に「3番・DH」で出場した。投球が死球か否かをめぐり、ガーディアンズの監督と球審が口論になり、最終的には両軍の監督が退場させられる異例の事態となった。チームは5-4で敗れた。