巨人・原監督が国葬参列 安倍元首相とは公私で親交、政界進出を口説かれていた時期も
巨人の原監督(64)が27日の安倍国葬にソフトバンクの王会長らとともに参列した。
原監督と安倍元首相は公私に親交があり、「2015年の5月には、ペナントレース中にもかかわらず、安倍首相の公邸に出向いて会食。13年3月の開幕直前にも食事を共にしていた。15年は原監督の契約最終年。翌年に参院選が控えていたため、安倍首相が直接、政界進出を口説いたといわれたものです」とは、当時を知る永田町関係者。
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政治経済に強い関心を持つ原監督は現役時代、「自民党を応援しています」と公言。今も「趣味はゴルフとNHKの国会中継観賞」と言う政治好きだ。18年12月に行われた原監督の野球殿堂入りパーティーには安倍元首相も出席し、「(原監督は)政治にも大変詳しい。こっちの世界に来ないかな、という思いがあった」と挨拶している。
現在、阪神と同率3位の巨人は、Bクラス転落の可能性も残る。「影響を受けた大先輩」とする元首相の遺影に手を合わせた原監督だが、いつまでも感傷に浸っている余裕はない。